アレルギー性結膜炎|第109回医師国家試験D25

第109回医師国家試験 D25(2015年)

正答:d

問題

25 6 歳の男児。両眼の痒みを主訴に母親に連れられて来院した。 2 週前から両眼の痒みと眼球結膜の充血とが生じ、改善しないため受診した。矯正視力は右 1.2、左 1.2。左眼の上眼瞼を翻転した写真(別冊 No. 5)を別に示す。

点眼薬として有効なのはどれか。

a.抗菌薬

b.抗真菌薬

c.人工涙液

d.抗アレルギー薬

e.プロスタグランディン関連薬

上眼瞼翻転像。乳頭状結膜増殖がみられる。
別冊No.5 / 出典:厚生労働省・第109回D別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

両眼の掻痒と充血があり、上眼瞼結膜には敷石状の乳頭増殖が見えます。春季カタルなどのアレルギー性結膜炎に対する抗アレルギー点眼薬が有効です。

画像の見方

厚生労働省別冊の指定画像を原本から抽出し、視認して図版内容とNo.ラベルを照合した。

各選択肢の検討

a.抗菌薬は細菌性結膜炎に用いますが、強い掻痒と乳頭増殖はアレルギー性を示します。

b.抗真菌薬は真菌性角膜炎などに用いるもので、この所見に適応はありません。

c.人工涙液は乾燥感の補助療法にはなりますが、アレルギー反応を抑えません。

d.抗アレルギー薬は肥満細胞からのメディエーター放出やヒスタミン作用を抑え、掻痒・充血を改善します。

e.プロスタグランジン関連薬は主に緑内障治療薬で、アレルギー性結膜炎には用いません。

覚えるポイント

眼の掻痒と上眼瞼結膜の乳頭増殖はアレルギー性結膜炎を示唆します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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