視神経脊髄炎の血清抗体|第109回医師国家試験D13

第109回医師国家試験 D13(2015年)

正答:c

問題

13 視神経脊髄炎で高率にみられるのはどれか。

a.血清IgE高値

b.髄液単核球増加

c.血清抗アクアポリン4抗体陽性

d.髄液ミエリン塩基性蛋白抗原高値

e.血清抗ガングリオシドGQ1b抗体陽性

正答の理由

視神経脊髄炎スペクトラム障害の代表的自己抗体は血清抗アクアポリン4(AQP4-IgG)抗体です。髄液細胞数の変化は非特異的で、GQ1b抗体は主にMiller Fisher症候群などで検出されます。

各選択肢の検討

a.誤り。血清IgE高値はアレルギー疾患などに関連しますが、視神経脊髄炎の診断を特徴づける所見ではありません。

b.誤り。髄液単核球増加は炎症性中枢神経疾患に伴うことがありますが、視神経脊髄炎に特異的でも高率に必発する所見でもありません。

c.正しい。血清AQP4-IgG抗体は視神経脊髄炎スペクトラム障害に強く関連する疾患特異性の高いバイオマーカーです。

d.誤り。髄液ミエリン塩基性蛋白は中枢神経髄鞘障害で上昇し得ますが、視神経脊髄炎に特異的な診断マーカーではありません。

e.誤り。抗GQ1b抗体はMiller Fisher症候群やBickerstaff脳幹脳炎などでみられ、視神経脊髄炎の代表的抗体ではありません。

覚えるポイント

視神経脊髄炎スペクトラム障害では血清AQP4-IgG抗体を確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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