第109回医師国家試験 D7(2015年)
正答:e
問題
7 心房細動の患者において心原性脳塞栓症のリスクファクターでないのはどれか。
a.糖尿病
b.心不全
c.高血圧症
d.75歳以上
e.脂質異常症
正答の理由
心房細動の脳塞栓リスクをみるCHA₂DS₂-VAScスコアは、心不全、高血圧、75歳以上、糖尿病、脳卒中等の既往、血管疾患、65~74歳、女性を評価します。脂質異常症はこの構成因子に含まれないため、選択肢eが該当します。
各選択肢の検討
a.誤り。糖尿病はCHA₂DS₂-VAScスコアのDに相当する脳塞栓危険因子です。
b.誤り。心不全または左室収縮機能低下はCに相当する因子です。
c.誤り。高血圧はHに相当する因子です。
d.誤り。75歳以上はA₂に相当し、他の1点因子より重みをつけて評価します。
e.正しい。脂質異常症は一般に動脈硬化リスクですが、CHA₂DS₂-VAScスコアの構成項目ではありません。
覚えるポイント
CHA₂DS₂-VAScの構成項目を暗記し、一般的な動脈硬化因子と区別する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- Practical Management of Anticoagulation in Patients With Atrial Fibrillation
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。