第109回医師国家試験 D5(2015年)
正答:b
問題
5 細菌性角膜潰瘍の誘因でないのはどれか。
a.角膜異物
b.視神経炎
c.顔面神経麻痺
d.涙液分泌障害
e.コンタクトレンズ装用
正答の理由
細菌性角膜潰瘍は、角膜上皮の障害や涙液・眼瞼による防御低下を背景に生じます。角膜異物、顔面神経麻痺による閉瞼不全、涙液分泌障害、コンタクトレンズは角膜表面を傷つけたり防御を損なったりしますが、視神経炎は角膜の感染防御を直接障害しません。
各選択肢の検討
a.誤り。角膜異物は角膜上皮を損傷し、感染の侵入口となります。
b.正しい。視神経炎は視神経の炎症であり、角膜上皮を障害する病態ではないため、細菌性角膜潰瘍の誘因とはなりません。
c.誤り。顔面神経麻痺では閉瞼不全から角膜露出・乾燥・上皮障害を生じ、二次感染の危険が高まります。
d.誤り。涙液分泌障害は角膜表面の洗浄・抗菌防御を弱め、乾燥と上皮障害を招きます。
e.誤り。コンタクトレンズ、とくに長時間・不適切な装用は細菌性角膜炎の重要な危険因子です。
覚えるポイント
角膜上皮障害、乾燥、露出、コンタクトレンズ装用は細菌性角膜炎の危険因子になる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。