第109回医師国家試験 B34(2015年)
正答:c・d
問題
胎盤について正しいのはどれか。 2 つ選べ。
a.脱落膜は胎児由来の組織である。
b.受精後 8 週ころ形態的に完成する。
c.絨毛間腔は母体血液で満たされている。
d.hCG は合胞体栄養膜細胞から分泌される。
e.妊娠末期の厚さは中央部で 6 cm を超える。
正答の理由
絨毛間腔は母体血で満たされ、hCGは合胞体栄養膜細胞から分泌されます。
各選択肢の検討
a.脱落膜は胎児由来の組織である。:脱落膜は妊娠に伴い変化した母体子宮内膜であり、胎児由来ではありません。
b.受精後 8 週ころ形態的に完成する。:胎盤の形成は妊娠初期に進みますが、設問の「受精後8週ころ形態的に完成」は誤りです。胎盤の構造・機能は妊娠中も成熟します。
c.絨毛間腔は母体血液で満たされている。:絨毛間腔は母体血で満たされ、絨毛の周囲を母体血が流れます。正しい記述です。
d.hCG は合胞体栄養膜細胞から分泌される。:hCGは主に合胞体栄養膜細胞から分泌されます。正しい記述です。
e.妊娠末期の厚さは中央部で 6 cm を超える。:胎盤厚は中央部で通常数cm程度であり、妊娠末期に6cmを超えるのが通常ではありません。
覚えるポイント
絨毛間腔は母体血で満たされ、合胞体栄養膜がhCGを分泌します。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- Placental Endocrine Activity: Adaptation and Disruption of Maternal Glucose Metabolism in Pregnancy and the Influence of Fetal Sex
- Placenta histology — Southern Illinois University
- Placental magnetic resonance imaging: normal appearance, anatomical variations, and pathological findings
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。