保続は器質性脳障害でみられる思考・反応の反復|第109回医師国家試験B11

第109回医師国家試験 B11(2015年)

正答:a

問題

11 器質性精神障害に特徴的なのはどれか。

a.保続

b.観念奔逸

c.思考制止

d.自生思考

e.情動麻痺

正答の理由

保続は課題や刺激が変わった後も、同じ反応や行動を不適切に続ける現象です。前頭葉系の遂行機能障害など器質性脳障害でみられ、選択肢の中では特徴的です。

各選択肢の検討

a.正しい。保続は刺激・課題が変わっても反応を切り替えられず反復する症状で、器質性脳障害を示唆します。

b.観念奔逸は躁状態などで思考が次々と連想され、話題が移る思考過程の異常です。

c.思考制止は抑うつ状態などで思考の進みが遅く、考えが浮かびにくい状態です。

d.自生思考は自分の意図と無関係に考えが次々と生じる体験で、統合失調症などでみられます。

e.情動麻痺は感情反応が乏しくなる状態で、思考の切替え障害を表す保続とは異なります。

覚えるポイント

反応の切替えができず同じ応答を続ける保続は、器質性障害の手掛かりです。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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