アレルギー性鼻炎の原因抗原検査|第109回医師国家試験A50

第109回医師国家試験 A50(2015年)

正答:d

問題

19 歳の女性。鼻漏を主訴に来院した。数年前から鼻漏と鼻閉とが出現し、 2 週前から増悪したため受診した。通年性に症状があり起床時に激しい。右鼻腔の内視鏡像(別冊 No. 26)を別に示す。 行うべき検査はどれか。

a.細菌検査

b.病理組織検査

c.好中球機能検査

d.抗原特異的 IgE 検査

e.末梢血白血球分画検査

鼻腔内視鏡像
鼻腔内視鏡像 / 出典:厚生労働省・第109回A別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

通年性の鼻漏・鼻閉が起床時に強く、内視鏡像はアレルギー性鼻炎に典型的な蒼白で浮腫状の下鼻甲介を示す。原因抗原を特定し診断を裏付けるため、抗原特異的IgEを測定する。

各選択肢の検討

a.誤り。慢性通年性で誘因が疑われる鼻炎の初期診断に細菌検査は必要ない。

b.誤り。鼻腔内視鏡像から腫瘍などを疑う所見がなく、病理検査を要しない。

c.誤り。好中球機能検査は反復性重症感染症などを調べる検査で、アレルギー性鼻炎の原因診断にはならない。

d.正しい。血清抗原特異的IgEで原因抗原への感作を調べ、症状との対応を評価する。

e.誤り。末梢血白血球分画のみでは原因アレルゲンを同定できない。

覚えるポイント

通年性の鼻漏・鼻閉が起床時に強く、内視鏡像はアレルギー性鼻炎に典型的な蒼白で浮腫状の下鼻甲介を示す。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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