第109回医師国家試験 A20(2015年)
正答:a・c・d
問題
多飲・多尿の患者を診る際、検査項目でまず注目すべきなのはどれか。3つ選べ。
a.尿比重
b.γ-GTP
c.血清Ca
d.血清Na
e.白血球分画
正答の理由
多飲多尿では尿が希釈されているか、血清Naが水収支の異常を示すか、血清Ca上昇による腎濃縮障害がないかをまず確認します。これらは尿崩症や高カルシウム血症などの鑑別に直結します。
各選択肢の検討
a.正しい。尿比重は尿の濃縮状態を把握し、尿崩症などの希釈尿を見つける初期指標です。
b.誤り。γ-GTPは肝胆道系・飲酒関連の評価項目で、多飲多尿の初期鑑別に直接結び付きません。
c.正しい。高カルシウム血症は腎の濃縮能を障害し、多尿の原因になります。
d.正しい。血清Naは自由水の過不足を反映し、尿崩症や多飲症の鑑別に重要です。
e.誤り。白血球分画は感染・血液疾患の評価であり、多飲多尿の基本評価ではありません。
覚えるポイント
多飲多尿では尿が希釈されているか、血清Naが水収支の異常を示すか、血清Ca上昇による腎濃縮障害がないかをまず確認します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。