勃起障害における心因性の手掛かり|第109回医師国家試験A2

第109回医師国家試験 A2(2015年)

正答:c

問題

性機能障害のうち心因性勃起障害の可能性が最も高い訴えはどれか。

a.「自慰でも勃起しません」

b.「射精しても快感がありません」

c.「妻に対してだけ勃起しません」

d.「性欲がなくなってしまいました」

e.「性的な興奮を感じたことがありません」

正答の理由

妻に対してだけ勃起しないという状況依存性は、自慰時にも勃起しない器質性障害より心因性を示唆します。性欲や射精時の快感の変化は、それだけでは勃起障害の原因を特定しません。

各選択肢の検討

a.誤り。自慰でも勃起しないという全状況に及ぶ訴えは、血管・神経・内分泌など器質的要因を評価する手掛かりです。

b.誤り。射精時の快感消失はオルガズム障害を示し、勃起の状況依存性を直接示しません。

c.正しい。特定の相手との性行為時だけの障害は状況依存性があり、心因性を考える所見です。

d.誤り。性欲低下は性欲障害や抑うつ、内分泌異常などの評価が必要で、勃起障害の心因性を特定する訴えではありません。

e.誤り。性的興奮を経験しないことは性欲・性的興奮の障害を示唆します。

覚えるポイント

妻に対してだけ勃起しないという状況依存性は、自慰時にも勃起しない器質性障害より心因性を示唆します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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