尖圭コンジローマの局所治療|第108回医師国家試験I73

第108回医師国家試験 I73(2014年)

正答:a

問題

73 22 歳の女性。外陰部の違和感を主訴に来院した。 2 か月前から気になっているという。痒みや痛みはない。陰唇と会陰部とに隆起性の病変が見られたため生検を行った。外陰部の写真(別冊 No. 29A)と生検組織の H-E 染色標本(別冊 No. 29B、C)とを別に示す。

治療として適切なのはどれか。

a.イミキモド塗布

b.アシクロビル経口投与

c.副腎皮質ステロイド塗布

d.メトロニダゾール腟内投与

e.ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチン接種

外陰部写真と生検H-E染色標本B・C。
別冊No.29 A〜C(I問題73) / 出典:厚生労働省・第108回I別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

外陰部の多発する乳頭状隆起と組織像から、尖圭コンジローマが考えられる。外用イミキモドは患者自身が塗布する局所治療の選択肢である。

各選択肢の検討

a.正しい。外用イミキモドは尖圭コンジローマの局所治療に用いられる。

b.誤り。アシクロビルは単純ヘルペスウイルス感染症の治療薬で、HPVによる疣贅には無効。

c.誤り。副腎皮質ステロイド外用はウイルス性疣贅を治療せず、病変を悪化させるおそれがある。

d.誤り。メトロニダゾール腟内投与は細菌性腟症等に用いる薬で、尖圭コンジローマへの治療ではない。

e.誤り。HPVワクチンは将来の感染・病変を予防するもので、既存の疣贅を治療する薬ではない。

覚えるポイント

尖圭コンジローマには局所治療や外科的治療を選び、ワクチンは予防に用いる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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