第108回医師国家試験 I40(2014年)
正答:e
問題
40 妊娠初期の妻の風疹 HI 抗体が陰性と判明した。
この夫婦への適切なワクチン接種時期の組合せはどれか。
| 妊婦 | 夫 | |
|---|---|---|
| a | ただちに | ただちに |
| b | ただちに | 妊娠全期間 |
| c | 妊娠全期間 | ただちに |
| d | 妊娠全期間 | 妊娠全期間 |
| e | 産褥期 | ただちに |
| f | 産褥期 | 妊娠全期間 |
正答の理由
風疹ワクチンを含むMRワクチンは生ワクチンのため、妊娠中の女性には接種しません。抗体のない妊婦本人には産褥期に接種し、夫は妊娠中であっても接種できます。したがって表のeです。
各選択肢の検討
a.誤り。妊婦への生ワクチン接種は避けるため、妻にただちに接種することはできません。
b.誤り。妊婦への接種は妊娠中のいずれの時期も避けます。夫への接種時期だけでは組合せとして成立しません。
c.誤り。妊婦に妊娠全期間を通して接種することはできません。
d.誤り。妊婦・夫の双方とも妊娠中に接種可能とする選択肢ですが、妻への生ワクチン接種を避ける必要があります。
e.正しい。妻は産褥期に接種し、夫は妊娠中の妻の周囲にいる間も接種できます。接種後は一定期間の妊娠回避を含む注意事項を説明します。
f.誤り。妻の産褥期接種は適切ですが、夫の接種時期を「妊娠全期間」とするより、妊娠初期の今すぐ接種して妻への感染リスクを下げる組合せが適切です。
覚えるポイント
妊婦には風疹含有生ワクチンを接種せず、抗体陰性なら産褥期に接種します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。