双極性障害の維持療法|第108回医師国家試験I30

第108回医師国家試験 I30(2014年)

正答:a・b

問題

30 双極性障害〈躁うつ病〉の維持療法の治療薬として適切なのはどれか。**2つ選べ。**

a.バルプロ酸

b.炭酸リチウム

c.ハロペリドール

d.フェノバルビタール

e.メチルフェニデート

正答の理由

炭酸リチウムとバルプロ酸は双極性障害の気分安定薬で、躁病エピソードの再発予防を含む維持療法に用いられます。ただし現在のWHO勧告では、妊娠可能な女性・女児にバルプロ酸を使用しないよう強く勧告しています。

各選択肢の検討

a.正しい。バルプロ酸は気分安定薬で、維持療法に用いられます。ただし現在のWHO勧告では、胎児の先天異常・神経発達障害のリスクのため妊娠可能な女性・女児には使用しないよう強く勧告しています。

b.正しい。炭酸リチウムは代表的な気分安定薬で、双極性障害の長期維持療法に用いられます。

c.誤り。ハロペリドールは躁病の急性期に用いる抗精神病薬ですが、この設問で維持療法薬として選ぶ薬ではありません。

d.誤り。フェノバルビタールは抗てんかん薬・鎮静薬で、双極性障害の標準的な維持療法薬ではありません。

e.誤り。メチルフェニデートは注意欠如・多動症などに用いる中枢刺激薬で、双極性障害の維持療法薬ではなく、躁転を誘発する可能性にも注意します。

覚えるポイント

双極性障害の維持療法ではリチウムやバルプロ酸などの気分安定薬を用います。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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