僧帽弁閉鎖不全症の原因|第108回医師国家試験I21

第108回医師国家試験 I21(2014年)

正答:e

問題

21 僧帽弁閉鎖不全症の直接の原因と**ならない**のはどれか。

a.乳頭筋断裂

b.リウマチ熱

c.僧帽弁逸脱

d.感染性心内膜炎

e.急性大動脈解離

正答の理由

乳頭筋断裂、リウマチ性弁膜症、僧帽弁逸脱、感染性心内膜炎はいずれも僧帽弁逆流を生じ得ます。急性大動脈解離が直接障害する代表的な弁は大動脈弁です。

各選択肢の検討

a.誤り。乳頭筋断裂では僧帽弁尖を支えられなくなり、急性の僧帽弁逆流を生じます。

b.誤り。リウマチ性心炎後の弁尖肥厚・癒合や短縮は僧帽弁の接合を妨げ、僧帽弁閉鎖不全症の原因になります。

c.誤り。僧帽弁逸脱では収縮期に弁尖が左房側へ逸脱し、逆流を来すことがあります。

d.誤り。感染性心内膜炎は弁尖の穿孔や腱索・乳頭筋の破壊を起こし、僧帽弁逆流の原因になります。

e.正しい。急性大動脈解離では大動脈弁輪や弁尖が障害され大動脈弁逆流を来し得ますが、僧帽弁閉鎖不全症の直接原因ではありません。

覚えるポイント

急性大動脈解離で代表的に生じる弁逆流は大動脈弁逆流です。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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