騒音性難聴の特徴|第108回医師国家試験I18

第108回医師国家試験 I18(2014年)

正答:e

問題

18 騒音性難聴の特徴はどれか。

a.混合性難聴である。

b.補充現象は陰性である。

c.短時間曝露では発生しない。

d.曝露を中止すると回復する。

e.高周波数騒音で発生しやすい。

正答の理由

騒音性難聴は蝸牛障害による感音難聴です。同じ音圧・曝露条件では低周波数の騒音より中・高周波数成分の騒音のほうが聴力障害を生じやすく、設問ではeが該当します。聴力低下が通常3~6 kHzから目立つことは、曝露音の周波数とは区別します。

各選択肢の検討

a.誤り。騒音性難聴は内耳の有毛細胞などの障害による感音難聴で、伝音難聴を伴う混合性難聴が基本ではありません。

b.誤り。蝸牛有毛細胞障害では音の大きさの弁別が悪くなる補充現象がみられます。

c.誤り。短時間の強大音曝露でも一時的閾値変化や急性音響性障害が起こり得ます。

d.誤り。一時的閾値変化は回復することがありますが、反復・長期曝露による永久的な騒音性難聴は曝露中止後も回復しません。

e.正しい。同程度の曝露条件では低周波数の騒音より中・高周波数の騒音が聴力閾値を上げやすく、障害を生じやすいとされます。

覚えるポイント

騒音の周波数と、障害される聴力の周波数を区別します。騒音性難聴は通常3~6 kHzの聴力から低下します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第108回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました