第108回医師国家試験 I12(2014年)
正答:b
問題
12 Cushing症候群でみられるのはどれか。
a.乏尿
b.抑うつ
c.るいそう
d.白血球減少
e.低カルシウム尿症
正答の理由
高コルチゾール血症では気分・認知の変化が生じ、抑うつを伴うことがあります。ほかに中心性肥満、多尿、白血球増多や尿中カルシウム排泄増加がみられ、選択肢では抑うつが該当します。
各選択肢の検討
a.誤り。コルチゾール過剰では高血糖や腎結石などに伴う多尿が生じ得ますが、乏尿は典型所見ではありません。
b.正しい。Cushing症候群では情動・認知面の変化があり、抑うつを呈することがあります。
c.誤り。典型的には体幹を中心とした体重増加・中心性肥満を生じます。
d.誤り。コルチゾールの作用で好中球が増加し、相対的リンパ球減少を伴う白血球増多を認めることがあります。
e.誤り。尿中カルシウム排泄は増加しやすく、低カルシウム尿症は典型所見ではありません。
覚えるポイント
Cushing症候群では中心性肥満や抑うつ、多尿、高尿中カルシウム排泄などがみられます。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第108回医師国家試験問題および正答
- Diagnosis of Cushing’s Syndrome Guideline Resources | Endocrine Society
- Impaired mineral metabolism in Cushing’s syndrome: parathyroid function, vitamin D metabolites and osteopenia
- Leukocytosis in Cushing’s syndrome persists post-surgical remission
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。