不眠症の刺激制御法|第108回医師国家試験H30

第108回医師国家試験 H30(2014年)

正答:e

問題

30 50歳の女性。不眠を主訴に来院した。寝床に入っても何時間たっても眠れないのがつらいと訴える。一方、ソファでテレビを見ているとウトウトすることがある。睡眠がとれた翌日は気分もよく趣味を楽しむことができる。

この患者への指導として適切なのはどれか。

a.「昼寝をしてください」

b.「寝床で本を読んでください」

c.「起床時間を遅くしてください」

d.「早めに寝床に入ってください」

e.「眠れない時は寝床から出てください」

正答の理由

眠れないまま寝床で長時間過ごすと、寝床と覚醒・焦りの結び付きが強まります。刺激制御法では、眠れないときはいったん寝床を離れ、眠気が戻ってから寝床に戻るよう勧めます。寝床での読書や早寝、起床時刻を遅らせることは、寝床を睡眠と結び付ける方法として適しません。

各選択肢の検討

a.昼寝をしてください:昼寝を新たに勧めると夜間の睡眠圧を低下させる可能性があります。

b.寝床で本を読んでください:寝床で覚醒して過ごすことを避け、寝床を睡眠と結び付けます。

c.起床時間を遅くしてください:起床時刻を一定に保つ指導が基本です。

d.早めに寝床に入ってください:眠気がないまま寝床で過ごす時間を延ばす指導は適しません。

e.眠れない時は寝床から出てください:刺激制御法に沿い、眠気が戻ったら寝床に戻ります。正答です。

覚えるポイント

眠れないときに寝床から出る刺激制御法で、寝床と睡眠との関連を整える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第108回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました