脳卒中後の退院支援と住宅改修|第108回医師国家試験H28

第108回医師国家試験 H28(2014年)

正答:a

問題

28 45歳の女性。脳出血後のリハビリテーションのため入院中である。脳出血にて2週間入院し、2か月前に回復期リハビリテーション病棟に転院した。脳出血の発症前には、共働きで会社勤めの夫と持ち家に2人暮らしであった。右片麻痺と言語障害とを認める。会話の理解は良好で、状況判断も適切であるが、発話は困難である。T字杖と短下肢装具とを用いた平地歩行が可能であり、階段昇降と入浴には介助を要する。自宅内に段差が多く、トイレは和式である。

退院に向けたカンファレンスで検討すべきなのはどれか。

a.家屋改造

b.職業訓練

c.外出制限

d.夫の会社退職

e.電動車椅子の準備

正答の理由

平地歩行は可能でも階段昇降と入浴に介助が必要で、自宅には段差が多く和式トイレがあります。本人の動作能力に合わせ、安全に移動・排泄・入浴できるよう、手すり設置や段差解消、トイレ改修などの家屋改造を退院前カンファレンスで検討します。

各選択肢の検討

a.家屋改造:段差が多く和式トイレの自宅で安全に生活できるよう、手すりや段差解消などを検討します。正答です。

b.職業訓練:退院後の生活環境調整より先に検討すべき内容ではありません。

c.外出制限:安全確保のために一律に外出を制限するのは適切ではありません。

d.夫の会社退職:介助体制は相談しますが、退職を前提とする根拠はありません。

e.電動車椅子の準備:平地歩行が可能であり、電動車椅子が必要との情報はありません。

覚えるポイント

退院先の安全と自立を確保するため、本人の機能と実際の住環境を照らして住宅改修を計画する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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