第108回医師国家試験 H2(2014年)
正答:c
問題
小児の両眼の強度遠視への対応はどれか。
a.経過観察
b.輻湊訓練
c.矯正眼鏡装用
d.縮瞳薬点眼
e.両眼内直筋後転手術
正答の理由
小児の両眼に強い遠視がある場合は、屈折異常を眼鏡で矯正します。網膜に鮮明な像を結ばせて視機能の発達を促すことが重要で、放置すると両眼性の屈折性弱視につながるおそれがあります。
各選択肢の検討
a.誤り。強度遠視を放置すると、視力発達への影響や調節性内斜視を生じる可能性があります。
b.誤り。輻湊訓練は強度遠視の屈折矯正にはならず、まず眼鏡で遠視を矯正します。
c.正しい。両眼の強度遠視には矯正眼鏡を装用し、網膜像を明瞭にして視機能の発達を促します。
d.誤り。縮瞳薬は遠視の標準的な矯正手段ではなく、通常は用いません。
e.誤り。内直筋後転術は斜視に対する手術で、遠視そのものの矯正ではありません。
覚えるポイント
小児の強度遠視では眼鏡による屈折矯正を行い、弱視の有無と治療反応を確認します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。