出生後の循環移行|第108回医師国家試験G23

第108回医師国家試験 G23(2014年)

正答:b

問題

23 生後 6 日の健常新生児における循環動態について出生前と比較して正しいのはどれか。

a.肺血流量は減少する。

b.左心房圧は上昇する。

c.肺血管抵抗は上昇する。

d.大動脈拡張期圧は低下する。

e.動脈管は開存したままである。

正答の理由

正答はbです。出生後に肺が拡張すると肺血管抵抗が低下して肺血流が増え、肺静脈還流が増加します。その結果、左心房圧は胎児期より上昇し、卵円孔の左→右圧較差が生じて機能的閉鎖へ向かいます。

各選択肢の検討

a.誤り。出生後は肺血管抵抗が低下するため、肺血流量は増加します。

b.正しい。肺血流と肺静脈還流の増加により左心房圧が上昇します。

c.誤り。出生後は肺血管抵抗が低下します。

d.誤り。臍帯を切離して胎盤という低抵抗循環が外れると体血管抵抗が上がり、動脈圧は上昇する方向に変化します。

e.誤り。正期産児では動脈管は出生後に収縮し、通常は生後早期に機能的閉鎖へ向かいます。

覚えるポイント

出生後は肺血管抵抗が下がって肺血流が増え、肺静脈還流の増加に伴い左心房圧が上昇する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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