海馬と記憶機能|第108回医師国家試験G22

第108回医師国家試験 G22(2014年)

正答:b

問題

22 中枢神経系の一部の髄鞘染色(Klüver-Barrera 染色)標本(別冊 No. 2)を別に示す。

髄鞘が青く染色されている。

この部位と関係が深い機能はどれか。

a.意識

b.記憶

c.嗅覚

d.視覚

e.発語

Klüver-Barrera染色による中枢神経系標本
別冊No. 2 / 出典:厚生労働省・第108回G別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

正答はbです。別冊No.2の標本は海馬を含む側頭葉内側部です。海馬は新しい陳述記憶の形成や、経験・場所に関する情報の結び付けに重要な役割を担います。

各選択肢の検討

a.誤り。意識の覚醒・維持には脳幹網様体や視床・大脳皮質の広いネットワークが関与し、標本の海馬に特異的な機能ではありません。

b.正しい。海馬は陳述記憶の形成や想起に関与します。

c.誤り。嗅覚の一次中枢は嗅球・嗅皮質であり、海馬の主要機能ではありません。

d.誤り。視覚情報は後頭葉視覚野を中心に処理されます。

e.誤り。発語は優位半球の言語野や関連ネットワークが担い、海馬の主要機能ではありません。

覚えるポイント

海馬は側頭葉内側部にあり、新しい陳述記憶の形成に重要である。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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