蕁麻疹の病理組織像|第108回医師国家試験G13

第108回医師国家試験 G13(2014年)

正答:c

問題

蕁麻疹の病理組織像で正しいのはどれか。

a.表皮の海綿状態

b.表皮基底層の液状変性

c.真皮上層の浮腫

d.真皮中層の血管炎

e.脂肪織炎

正答の理由

正答はcです。蕁麻疹の膨疹では、肥満細胞由来メディエーターによる血管透過性亢進のため、真皮上層から中層に浮腫が生じます。血管壁壊死を伴う血管炎や脂肪織炎は典型的な蕁麻疹の像ではありません。

各選択肢の検討

a.誤り。表皮の海綿状態は湿疹性皮膚炎でみられる所見で、蕁麻疹の典型ではありません。

b.誤り。表皮基底層の液状変性は皮膚筋炎やエリテマトーデスなどで問題となる所見です。

c.正しい。蕁麻疹では真皮上層から中層に浮腫を認めます。

d.誤り。血管壁の壊死を伴う血管炎は蕁麻疹様血管炎を示唆します。

e.誤り。脂肪織炎は皮下脂肪組織の炎症で、通常の蕁麻疹の基本像ではありません。

覚えるポイント

蕁麻疹の基本像は真皮上層の浮腫であり、血管壁壊死を伴う場合は蕁麻疹様血管炎を考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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