胎盤通過性の高い薬物|第108回医師国家試験G10

第108回医師国家試験 G10(2014年)

正答:d

問題

母体から胎児へ移行しやすいのはどれか。

a.ヘパリン

b.インスリン

c.アルブミン

d.ワルファリン

e.プレドニゾロン

正答の理由

正答はdです。ワルファリンは胎盤を通過し、胎児にも曝露されて催奇形性や胎児出血を起こし得ます。ヘパリンやインスリンは分子が大きく胎盤を通過しにくく、アルブミンも大きな蛋白です。プレドニゾロンは胎盤で一部が不活化されるため、ワルファリンほど胎児へ移行しません。

各選択肢の検討

a.誤り。ヘパリンは分子量が大きく、胎盤をほとんど通過しません。

b.誤り。インスリンは高分子ペプチドで、通常胎盤を通過しません。

c.誤り。アルブミンは大きな血漿蛋白で、胎盤を自由に通過しません。

d.正しい。ワルファリンは胎盤を通過し、胎児血中濃度が母体に近づくことがあります。

e.誤り。プレドニゾロンは胎盤で代謝され、胎児への移行は限定的です。

覚えるポイント

ワルファリンは胎盤を通過するため、妊娠中の胎児曝露と出血・催奇形性に注意する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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