高カルシウム血症の症候|第108回医師国家試験G9

第108回医師国家試験 G9(2014年)

正答:e

問題

高カルシウム血症でみられないのはどれか。

a.多尿

b.せん妄

c.易疲労感

d.消化性潰瘍

e.筋けいれん

正答の理由

正答はeです。高カルシウム血症では腎の濃縮力が低下して多尿となり、疲労、意識・精神状態の変化、便秘や消化器症状がみられます。筋けいれんは神経筋興奮性が高まる低カルシウム血症の所見であり、高カルシウム血症では筋力低下が典型です。

各選択肢の検討

a.誤り。高カルシウム血症では腎の濃縮障害などから多尿を生じます。

b.誤り。重症例では混乱、せん妄など精神神経症状を生じ得ます。

c.誤り。易疲労感や脱力は高カルシウム血症でみられます。

d.誤り。慢性高カルシウム血症、とくに原発性副甲状腺機能亢進症では消化性潰瘍を伴うことがあります。

e.正しい。筋けいれんは低カルシウム血症で典型的で、高カルシウム血症では筋力低下が中心です。

覚えるポイント

高カルシウム血症は多尿、倦怠感、精神神経症状を起こし、筋けいれんは低カルシウム血症を示唆する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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