外傷性ショックの血管確保|第108回医師国家試験F10

第108回医師国家試験 F10(2014年)

正答:b

問題

ショックを呈する成人外傷患者において、第一選択となる輸液路はどれか。

a.鎖骨下静脈

b.肘正中皮静脈

c.手背静脈網

d.大腿静脈

e.脛骨骨髄

正答の理由

成人外傷性ショックでは、まず太い末梢静脈路を迅速に2本確保する。肘正中皮静脈は太い末梢静脈として用いやすく、末梢静脈確保が困難な場合に骨髄路や中心静脈路を検討する。

各選択肢の検討

a.誤り。鎖骨下静脈は中心静脈路であり、気胸などの穿刺合併症があるため第一選択ではない。

b.正しい。肘正中皮静脈を含む太い末梢静脈から短く太いカテーテルで輸液路を確保する。

c.誤り。手背静脈は肘窩の太い静脈に比べ細く、急速大量輸液の第一選択にはならない。

d.誤り。大腿静脈も中心静脈路であり、太い末梢静脈が使える状況で第一選択とはしない。

e.誤り。脛骨骨髄路は末梢静脈路を迅速に確保できない場合の代替アクセスとして用いる。

覚えるポイント

成人外傷性ショックでは太い末梢静脈路を優先し、確保困難時は骨髄路などへ移る。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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