狭心症の痛みの性状|第108回医師国家試験F4

第108回医師国家試験 F4(2014年)

正答:e

問題

狭心症の症候として考えにくいのはどれか。

a.悪心

b.息切れ

c.左肩痛

d.前胸部絞扼感

e.針で刺すような痛み

正答の理由

狭心症では前胸部の圧迫感・絞扼感が典型的で、息切れや悪心、肩・腕などへの放散痛を伴うこともある。針で刺すような限局性の痛みは虚血性胸痛としては非典型である。

各選択肢の検討

a.誤り。悪心は急性冠症候群などの心筋虚血に伴うことがある。

b.誤り。息切れは心筋虚血の随伴症状または胸痛に代わる症状として現れ得る。

c.誤り。心臓由来の痛みは肩や腕などへ放散することがあり、左肩痛は狭心症でみられ得る。

d.誤り。前胸部の圧迫感・締め付けられる感覚は狭心症の典型的な性状である。

e.正しい。鋭く刺すような痛みは典型的な狭心症痛ではない。ただし、この性状だけで急性冠症候群を完全に否定できるわけではない。

覚えるポイント

狭心症は前胸部の圧迫感・絞扼感が典型で、鋭い刺痛は非典型だが、症状だけで虚血を除外しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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