胎児超音波でみる水頭症|第108回医師国家試験E23

第108回医師国家試験 E23(2014年)

正答:a

問題

23 妊娠29週の胎児の頭部超音波像(別冊No. 4)を別に示す。

最も考えられるのはどれか。

a.水頭症

b.胎児水腫

c.脊髄空洞症

d.正中頸囊胞

e.頭蓋骨早期癒合症

胎児頭部の横断像で拡張した頭蓋内脳室がみられる。
別冊No.4:胎児頭部超音波像 / 出典:厚生労働省・第108回E別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

胎児頭部超音波で側脳室の拡張を認めたら胎児脳室拡大・水頭症を考える。

画像の見方

頭蓋内の液体腔が大きく拡張しており、別冊No.4、E問題23の胎児頭部像である。

各選択肢の検討

a.正しい。胎児頭蓋内で側脳室が著明に拡張しており、胎児水頭症が最も考えられます。

b.誤り。胎児水腫は二つ以上の胎児体腔の液体貯留や全身皮下浮腫を示す状態で、頭蓋内脳室拡張とは異なります。

c.誤り。脊髄空洞症は脊髄内の液体腔であり、この頭部超音波像にみられる側脳室拡大を説明しません。

d.誤り。正中頸囊胞は頸部の病変であり、頭蓋内の画像所見ではありません。

e.誤り。頭蓋骨早期癒合症は頭蓋縫合の早期閉鎖による頭蓋形態異常をきたしますが、画像では脳室拡大が目立ちます。

覚えるポイント

胎児頭部超音波で側脳室の拡張を認めたら胎児脳室拡大・水頭症を考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第108回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました