第108回医師国家試験 C10(2014年)
正答:b
問題
採血時の溶血によって異常値を示すのはどれか。
a.Na
b.K
c.Cl
d.Ca
e.P
正答の理由
赤血球内のカリウム濃度は血漿より高く、採血時に溶血すると細胞内カリウムが試料へ流出し、測定値が偽高値となる。溶血の影響は測定法や程度で異なり、リンなど他項目も変動し得るが、この選択肢ではカリウムが典型的である。
各選択肢の検討
a.誤り。溶血による細胞内容の流出でNaが異常高値となるのは典型的ではありません。
b.正しい。赤血球内のK濃度が高いため、採血時の溶血で血清Kが偽高値になります。
c.誤り。Clは溶血で一貫して高値となる代表項目ではありません。
d.誤り。Caは溶血によって典型的に偽高値となる電解質ではありません。
e.誤り。リンも細胞内に多く溶血の影響を受け得ますが、この設問で代表的な異常値はKです。実際の影響は溶血の程度や測定法に依存します。
覚えるポイント
赤血球内のカリウム濃度は血漿より高く、採血時に溶血すると細胞内カリウムが試料へ流出し、測定値が偽高値となる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。