急性心不全のうっ血治療|第108回医師国家試験B38

第108回医師国家試験 B38(2014年)

正答:a・c

問題

急性心不全患者で、肺うっ血を呈しているが末梢循環不全の所見を伴わない場合の治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。

a.フロセミド

b.アドレナリン

c.ニトログリセリン

d.ノルアドレナリン

e.プロプラノロール

正答の理由

肺うっ血があり末梢循環不全を伴わない急性心不全では、フロセミドでうっ血を軽減する。血圧が保たれていればニトログリセリンの血管拡張作用で前負荷を減らし、症状を改善できる。

各選択肢の検討

a.フロセミドはループ利尿薬で、うっ血・体液過剰の軽減に用いるため正しい。

b.アドレナリンは心停止やアナフィラキシー等に用い、うっ血主体の安定した急性心不全には適さない。

c.ニトログリセリンは血圧が保たれた患者で静脈還流・前負荷を減らし、肺うっ血の改善に用いるため正しい。

d.ノルアドレナリンは主に低血圧・ショック時の昇圧薬で、末梢循環不全のない患者には適さない。

e.プロプラノロールは急性非代償性心不全の肺うっ血を治療する薬ではない。

覚えるポイント

急性心不全はうっ血を利尿薬・血管拡張薬で治療し、昇圧薬は低灌流時に考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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