第108回医師国家試験 B23(2014年)
正答:e
問題
頸部リンパ節腫大を主訴に来院した58歳男性のリンパ節生検組織のH-E染色標本(別冊No.3A、B)を別に示す。
この病変の診断として最も考えられるのはどれか。
a.結核性リンパ節炎
b.甲状腺乳頭癌
c.サルコイドーシス
d.肺小細胞癌
e.Hodgkin リンパ腫別冊No. 3 A、B


正答の理由
別冊No.3Bでは大型で二核性のReed–Sternberg細胞が反応性細胞を背景に認められ、Hodgkinリンパ腫が最も考えられる。
各選択肢の検討
a.結核性リンパ節炎では類上皮細胞肉芽腫や乾酪壊死が手掛かりとなる。
b.甲状腺乳頭癌の転移では乳頭状構造や核溝・核内細胞質封入体などを認める。
c.サルコイドーシスでは非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が主体である。
d.肺小細胞癌は小型で乏しい細胞質の腫瘍細胞がシート状に増殖する。
e.大型の二核性Reed–Sternberg細胞を反応性炎症細胞が取り囲む像はHodgkinリンパ腫に合致するため正しい。
覚えるポイント
Hodgkinリンパ腫では背景の反応性細胞中にReed–Sternberg細胞を認める。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。