第108回医師国家試験 B19(2014年)
正答:b
問題
緩和医療における全人的苦痛について正しいのはどれか。
a.社会的苦痛への対応を優先する。
b.精神的苦痛には傾聴が有効である。
c.家族内問題による苦痛には対応しない。
d.スピリチュアルペインは身体的苦痛として対応する。
e.身体的苦痛にはオピオイドの急速静注が必要である。
正答の理由
緩和医療における全人的苦痛について正しいのはどれか。
各選択肢の検討
a.誤り。社会的・心理的・身体的・スピリチュアルな苦痛を評価し、患者のニーズに応じて包括的に対応します。社会的苦痛だけを一律に優先しません。
b.正しい。不安や悲嘆などの精神的苦痛には、患者の語りを遮らず聴くことが支援の基本になります。
c.誤り。家族関係の問題は社会的苦痛の一部であり、本人・家族への支援対象です。
d.誤り。スピリチュアルペインは身体症状と区別して評価し、心理・社会面も含む多職種支援で扱います。
e.誤り。身体的苦痛には原因と状況に応じた鎮痛薬を適切に選び、急速静注を一律に行うものではありません。
覚えるポイント
全人的苦痛は身体・心理・社会・スピリチュアルの各面を評価し、患者ごとに支援する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。