第108回医師国家試験 A36(2014年)
正答:a
問題
36 24 歳の男性。臨床研修医。HIV 感染者の採血で用いた針を誤って自分の指に刺した。同部位に出血はない。既往歴に特記すべきことはない。
投与が推奨されるのはどれか。
a.抗 HIV 薬
b.HIV ワクチン
c.免疫グロブリン
d.インターフェロン
e.副腎皮質ステロイド
正答の理由
HIV感染者の血液が付着した針による経皮曝露であり、皮膚を貫通しているため職業曝露後のHIV感染リスクがあります。速やかに曝露後予防として抗HIV薬を開始します。
各選択肢の検討
a.抗 HIV 薬:正しい。HIV感染者の血液による針刺しでは、速やかな抗HIV薬による曝露後予防(PEP)を行います。
b.HIV ワクチン:誤り。実用化されたHIV予防ワクチンはありません。
c.免疫グロブリン:誤り。免疫グロブリンはHIV曝露後予防として有効ではありません。
d.インターフェロン:誤り。インターフェロンはHIV針刺し後の標準的な曝露後予防薬ではありません。
e.副腎皮質ステロイド:誤り。副腎皮質ステロイドはHIV感染予防効果がありません。
覚えるポイント
HIV針刺し後の曝露後予防。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第108回医師国家試験問題および正答
- Updated US Public Health Service Guidelines for the Management of Occupational Exposures to Human Immunodeficiency Virus and Recommendations for Postexposure Prophylaxis
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。