放射線障害の発現時期|第108回医師国家試験A10

第108回医師国家試験 A10(2014年)

正答:b

問題

大量被ばく後の放射線障害で、最も遅く発現するのはどれか。

a.紅斑

b.白内障

c.消化管出血

d.白血球減少

e.生殖機能障害

正答の理由

白内障は水晶体の放射線障害で、被ばく後に潜伏期間を経て年単位で発症し得ます。紅斑、消化管障害、白血球減少、生殖機能障害は高線量の急性被ばくではより早期に現れます。

各選択肢の検討

a.誤り。皮膚の紅斑は高線量照射後の早期反応として数日から数週のうちに現れ得ます。

b.正しい。放射線白内障は潜伏期間を経て発症し、数年後に認められることがあります。

c.誤り。消化管粘膜障害による出血は急性放射線症候群の消化管症候群として早期に現れます。

d.誤り。骨髄抑制による白血球減少は被ばく後の日〜週単位で進行します。

e.誤り。生殖細胞・生殖腺の障害は急性高線量被ばくで比較的早期に生じ得ます。

覚えるポイント

高線量急性被ばくでは皮膚・消化管・骨髄障害が早く、白内障は潜伏期をおいて現れる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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