Cushing病と糖代謝・血圧|第108回医師国家試験A7

第108回医師国家試験 A7(2014年)

正答:c

問題

糖尿病と高血圧の両方をきたす疾患はどれか。

a.肝硬変

b.慢性膵炎

c.Cushing 病

d.グルカゴノーマ

e.Gitelman 症候群

正答の理由

Cushing病は下垂体ACTH産生腺腫による高コルチゾール血症で、糖新生・インスリン抵抗性を高めて耐糖能異常を起こし、血管反応性などを介して高血圧も生じます。

各選択肢の検討

a.誤り。肝硬変では耐糖能異常を伴うことはありますが、糖尿病と高血圧の双方を典型的に起こす疾患として問われているものではありません。

b.誤り。慢性膵炎は膵内分泌機能低下による糖尿病の原因になりますが、高血圧は特徴的ではありません。

c.正しい。Cushing病によるコルチゾール過剰は糖尿病・高血圧の両方を起こし得ます。

d.誤り。グルカゴノーマでは高血糖を来し得ますが、高血圧は特徴的な組合せではありません。

e.誤り。Gitelman症候群は低カリウム血症、代謝性アルカローシス、低血圧傾向を示し、高血圧を来しません。

覚えるポイント

コルチゾール過剰では糖新生・インスリン抵抗性と血圧上昇が起こる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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