Kaposi水痘様発疹症とアトピー性皮膚炎|第108回医師国家試験A2

第108回医師国家試験 A2(2014年)

正答:d

問題

Kaposi 水痘様発疹症を合併しやすいのはどれか。

a.Sweet 病

b.結節性紅斑

c.多形滲出性紅斑

d.アトピー性皮膚炎

e.Stevens-Johnson 症候群

正答の理由

Kaposi水痘様発疹症(eczema herpeticum)は、単純ヘルペスウイルスがアトピー性皮膚炎などの皮膚バリア障害部位に広がって起こる感染症です。

各選択肢の検討

a.誤り。Sweet病は好中球性皮膚症で、ヘルペス感染が湿疹部に播種する病態ではありません。

b.誤り。結節性紅斑は皮下脂肪組織の炎症で、Kaposi水痘様発疹症の基礎疾患ではありません。

c.誤り。多形滲出性紅斑は感染などに伴う標的状皮疹を主徴とし、湿疹部への単純ヘルペス感染の播種とは異なります。

d.正しい。アトピー性皮膚炎の皮膚に単純ヘルペスウイルスが広がると、Kaposi水痘様発疹症を生じます。

e.誤り。Stevens-Johnson症候群は広範な粘膜病変を伴う重症薬疹などであり、Kaposi水痘様発疹症の基礎疾患ではありません。

覚えるポイント

湿疹のある皮膚に単純ヘルペスが広がると、Kaposi水痘様発疹症となる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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