男性の性器クラミジア感染症の合併症|第107回医師国家試験I37

第107回医師国家試験 I37(2013年)

正答:c・d

問題

性器クラミジア感染症の男性における合併症はどれか。2つ選べ。

a.骨盤腹膜炎

b.間質性膀胱炎

c.精巣上体炎

d.前立腺炎

e.亀頭包皮炎

正答の理由

Chlamydia trachomatisは男性では尿道炎を起こし、尿路を上行して精巣上体炎や前立腺炎を合併します。35歳未満の精巣上体炎の多くは淋菌やクラミジアなどの性感染症によるものです。

各選択肢の検討

a.誤り。骨盤腹膜炎(骨盤内炎症性疾患)は女性の上部生殖器へ感染が上行して起こる合併症です。

b.誤り。間質性膀胱炎は非感染性の膀胱炎症(膀胱痛症候群)で、クラミジア感染の合併症ではありません。

c.正しい。クラミジアは男性の精巣上体炎の主要な原因菌です。

d.正しい。細菌性前立腺炎の原因として、一般的な尿路病原菌のほかクラミジアが挙げられています。

e.誤り。亀頭包皮炎は不衛生・包茎・糖尿病やカンジダなどが主な背景です。クラミジア性尿道炎や反応性関節炎に伴う環状亀頭炎もありえますが、上行感染による典型的合併症として問われるのは精巣上体炎と前立腺炎です。

覚えるポイント

男性クラミジア:尿道炎→上行して精巣上体炎・前立腺炎。女性では卵管炎・骨盤腹膜炎・肝周囲炎。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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