眼内レンズ度数決定の検査|第107回医師国家試験G25

第107回医師国家試験 G25(2013年)

正答:c

問題

白内障手術の術前に、眼内レンズの度の決定のために、角膜曲率測定の他に行う検査はどれか。

a.隅角検査

b.暗順応検査

c.眼軸長検査

d.蛍光眼底造影

e.両眼視機能検査

正答の理由

眼内レンズ(IOL)の度数計算式(SRK/T、Haigisなど)は、すべて眼軸長と角膜屈折力(角膜曲率半径)を基本の入力値とします。したがって角膜曲率測定とともに、超音波Aモードや光学式(部分コヒーレンス干渉)眼軸長測定で眼軸長を測ります。

各選択肢の検討

a.誤り。隅角検査(gonioscopy)は専用のレンズで虹彩角膜角(隅角)を評価する検査で、緑内障の評価に用い、IOL度数の計算式には入りません。

b.誤り。暗順応検査は杆体機能(夜間視力)の評価に用い、夜盲を呈する網膜色素変性症などで問題になる検査で、IOL度数決定には関係しません。

c.正しい。Aモード超音波などで測る眼軸長は、角膜屈折力とともにIOL度数計算に必須の測定値です。

d.誤り。蛍光眼底造影は網膜・脈絡膜の灌流、血管からの漏出、新生血管(糖尿病網膜症、加齢黄斑変性など)を調べる検査で、度数計算には用いません。

e.誤り。両眼視機能検査は斜視などで両眼の眼位・両眼視を評価する検査で、IOL度数の算出に必要な値ではありません。

覚えるポイント

IOL度数=眼軸長+角膜屈折力(角膜曲率)を計算式に入れて決める。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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