第107回医師国家試験 G23(2013年)
正答:e
問題
男児の二次性徴で最初に認められるのはどれか。
a.陰毛
b.腋毛
c.声変わり
d.鼻の下の髭
e.精巣容積の増大
正答の理由
男児の思春期は精巣(と陰囊)の増大から始まり、続いて陰茎が伸長し、陰毛が生えます。腋毛やひげは陰毛の約2年後、声変わりは身長の急伸(PHV)とともに思春期の後半に起こります。精巣容積4 mL以上への増大が男子思春期の客観的な指標です。
各選択肢の検討
a.誤り。陰毛は精巣・陰茎の変化に続いて出現します。
b.誤り。腋毛は陰毛より約2年遅れて出現します。
c.誤り。声変わりは精巣増大・陰毛・腋毛より遅く、身長の最大成長速度(PHV)の時期と並ぶ思春期後半の徴候です(平均約13.6歳)。
d.誤り。ひげ(顔面の毛)も腋毛と同様、陰毛の約2年後に出現します。
e.正しい。男児の性成熟は精巣と陰囊の増大で始まるので、最初の二次性徴は精巣容積の増大です。
覚えるポイント
男児の思春期は精巣増大→陰茎伸長・陰毛→腋毛・ひげ・声変わりの順。女児の最初は乳房発育。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第107回医師国家試験問題および正答
- MSD Manual Professional Edition: Physical Growth and Sexual Maturation of Adolescents
- Voice break in boys—temporal relations with other pubertal milestones and likely causal effects of BMI (Busch AS, et al. Hum Reprod. 2019) – PMC
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。