第107回医師国家試験 G21(2013年)
正答:c
問題
悪性リンパ腫のリンパ節の所見として典型的なのはどれか。
a.圧痛
b.自発痛
c.弾性硬
d.熱感
e.癒着
正答の理由
悪性リンパ腫のリンパ節腫大は、痛みのない(無痛性)弾性硬(ゴム様、rubbery)の腫大が典型で、ときに互いに癒合(matted)します。圧痛・自発痛・熱感は炎症性(リンパ節炎)、石様硬で周囲組織に固定(癒着)するのは癌のリンパ節転移の特徴です。
各選択肢の検討
a.誤り。圧痛は感染などによるリンパ節炎で典型的で、悪性リンパ腫の腫大は通常無痛性です。
b.誤り。自発痛も急性炎症性のリンパ節腫大の所見で、悪性リンパ腫には典型的ではありません。
c.正しい。悪性リンパ腫のリンパ節は無痛性で弾性硬(rubbery)に触れるのが典型です。
d.誤り。熱感は発赤とともにリンパ節炎(化膿性炎症)を示す所見です。
e.誤り。周囲組織への癒着・固定は、硬いリンパ節とともに癌のリンパ節転移を示唆する所見です。
覚えるポイント
リンパ節の触診:無痛性・弾性硬=悪性リンパ腫、石様硬・癒着=癌転移、圧痛・熱感=炎症。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。