反射の出現・消失時期|第107回医師国家試験E17

第107回医師国家試験 E17(2013年)

正答:e

問題

生来健康で成長・発達に異常を指摘されたことがない4歳の女児に認められる反射はどれか。

a.吸啜反射

b.Moro反射

c.Landau反射

d.手掌把握反射

e.パラシュート反射

正答の理由

パラシュート反射(保護伸展反応)は乳児期後半に出現し(前方パラシュート反射は10か月で認められないと異常)、転倒時に手をついて身体を守る反応として以後も消失せずに保たれます。新生児期の原始反射(吸啜・Moro・手掌把握)は生後数か月で消失し、Landau反射も1〜2歳までに統合されるため、健康な4歳児で認められるのはパラシュート反射です。

各選択肢の検討

a.吸啜反射。誤り。吸啜反射は胎児期後期から認められる原始反射で、生後5〜6か月ごろまでに消失します。

b.Moro反射。誤り。Moro反射は生後4か月までに消失します。4歳で残っていれば異常です。

c.Landau反射。誤り。Landau反射(腹臥位水平保持で頭部・体幹・下肢を伸展させる反応)は乳児期にみられ、1〜2歳で統合されて消失します。

d.手掌把握反射。誤り。手掌把握反射は生後3か月ごろから弱まり、遅くとも5〜6か月で消失します。

e.パラシュート反射。正しい。パラシュート反射は生後9〜10か月ごろまでに出現し、その後も生涯保たれる防御反応なので、健康な4歳児にも認められます。

覚えるポイント

原始反射(吸啜・Moro・手掌把握)は乳児期前半に消失、Landauは1〜2歳で消失、パラシュート反射は乳児期後半に出現し生涯残る。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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