増殖糖尿病網膜症の所見|第107回医師国家試験D19

第107回医師国家試験 D19(2013年)

正答:a・b・e

問題

糖尿病網膜症のうち増殖糖尿病網膜症のみでみられるのはどれか。3つ選べ。

a.新生血管

b.硝子体出血

c.毛細血管瘤

d.網膜しみ状出血

e.牽引性網膜剝離

正答の理由

単純・増殖前(非増殖)網膜症では毛細血管瘤、網膜内出血(点状・しみ状)、硬性白斑などがみられます。増殖網膜症は網膜虚血に反応して網膜・視神経乳頭から硝子体側へ新生血管が伸びる段階で、新生血管の破綻による硝子体出血、線維血管膜の収縮による牽引性網膜剝離を起こします。

各選択肢の検討

a.新生血管。正しい。新生血管の出現が増殖網膜症の定義です。

b.硝子体出血。正しい。脆弱な新生血管からの出血が硝子体腔に及んだものです。

c.毛細血管瘤。誤り。毛細血管瘤は最も早期の非増殖網膜症の所見です。

d.網膜しみ状出血。誤り。しみ状出血は非増殖網膜症の網膜内出血です。

e.牽引性網膜剝離。正しい。新生血管に伴う線維血管増殖膜が収縮して網膜を牽引します。

覚えるポイント

増殖網膜症の三つ:新生血管・硝子体出血・牽引性網膜剝離。毛細血管瘤・しみ状出血は非増殖期から。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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