貪食能をもつ細胞|第107回医師国家試験B14

第107回医師国家試験 B14(2013年)

正答:e

問題

貪食能がないのはどれか。

a.好中球

b.樹状細胞

c.単球

d.マクロファージ

e.リンパ球

正答の理由

好中球・単球・マクロファージ・樹状細胞は異物を取り込む貪食細胞(食細胞)です。リンパ球(T細胞・B細胞・NK細胞)は抗原認識、抗体産生、細胞傷害などで獲得免疫や細胞性免疫を担い、貪食は行いません。

各選択肢の検討

a.好中球。誤り。急性炎症で血管外へ遊走し、病原体を貪食・消化する代表的な食細胞です。

b.樹状細胞。誤り。抗原を取り込んで処理し、リンパ節でT細胞に提示するプロフェッショナル抗原提示細胞で、貪食能をもちます(形質細胞様樹状細胞は例外的に非貪食性)。

c.単球。誤り。血中の単球は組織へ移行してマクロファージに分化する前駆細胞で、自身も貪食能をもちます。

d.マクロファージ。誤り。全身の組織に分布する貪食細胞で、病原体や死細胞を処理し抗原提示も行います。

e.リンパ球。正しい。T細胞・B細胞・NK細胞は特異的認識や細胞傷害で働き、貪食は行いません。

覚えるポイント

食細胞=好中球・単球・マクロファージ・樹状細胞。リンパ球は貪食しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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