学校保健統計の疾病・異常被患率|第107回医師国家試験B10

第107回医師国家試験 B10(2013年)

正答:e

問題

学校保健統計調査における小学生の主な疾病・異常被患率の推移を示す。

②はどれか。

ただし、①〜⑤は a 〜 e のいずれかに該当する。

a.心電図異常

b.むし歯(う歯)

c.鼻・副鼻腔疾患

d.(尿)蛋白検出の者

e.裸眼視力 1.0 未満の者

縦軸被患率(%)0〜80、横軸2005〜2009年度の折れ線グラフ。①約68%から約60%へ低下、②約27%から約30%、③約11〜12%、④約2〜3%、⑤1%未満。
問題10のグラフ:小学生の主な疾病・異常被患率の推移(2005〜2009年度) / 出典:厚生労働省・第107回B別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

全国の小学校の被患率(平成21年度)は、むし歯61.8%、裸眼視力1.0未満29.7%、鼻・副鼻腔疾患12.6%、心電図異常2.5%、蛋白検出0.8%で、むし歯(約6割・低下傾向)>裸眼視力1.0未満(約3割・増加傾向)>鼻・副鼻腔疾患(約1割)>心電図異常>蛋白検出の順です。②(約30%で緩やかに増加)は裸眼視力1.0未満の者です。なお、グラフの2009年度の点(①約60%、②約30%、③約12%)は平成21年度の公表値より平成22年度値(59.6%、29.9%、11.7%)に近く、作図の年度対応には不確かさがありますが、順位と傾向は同じで正答に影響しません。

画像の見方

2005〜2009年度の折れ線グラフ。①は約68%から約60%へ低下、②は約27%から約30%へ緩やかに上昇、③は約11〜12%で横ばい、④は約2〜3%、⑤は1%未満で推移しています。

各選択肢の検討

a.心電図異常。誤り。小学校で2.5%程度と低く、④に相当します。

b.むし歯(う歯)。誤り。小学校で約6割と最も高く年々低下しているため、①に相当します。

c.鼻・副鼻腔疾患。誤り。小学校で12.6%程度で横ばいのため、③に相当します。

d.(尿)蛋白検出の者。誤り。小学校では0.8%と最も低く、⑤に相当します。

e.裸眼視力 1.0 未満の者。正しい。小学校で約3割に達し増加傾向を示しており、②に相当します。

覚えるポイント

小学生の被患率はむし歯(約6割・減少)>裸眼視力1.0未満(約3割・増加)>鼻・副鼻腔疾患(約1割)。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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