母子保健の制度|第107回医師国家試験B8

第107回医師国家試験 B8(2013年)

正答:d

問題

母子保健について正しいのはどれか。

a.母子健康手帳は都道府県が交付する。

b.妊婦健康診査は保険診療の対象である。

c.産後休業は母子保健法で規定されている。

d.母性健康管理指導事項連絡カードは医師が発行する。

e.低体重児の届出の対象となるのは出生体重2,000 g未満である。

正答の理由

母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)は、医師等が妊産婦に行った通勤緩和や休憩などの指導内容を事業主に的確に伝えるための書式で、医師(または助産師)が記入・発行します。

各選択肢の検討

a.母子健康手帳は都道府県が交付する。誤り。母子保健法第16条により、妊娠の届出をした者に市町村が交付します。

b.妊婦健康診査は保険診療の対象である。誤り。健康保険の療養の給付は疾病・負傷が対象で、正常妊娠の健診は保険診療ではなく、市町村が14回程度の費用を公費負担しています。

c.産後休業は母子保健法で規定されている。誤り。産前6週(多胎14週)・産後8週の休業は労働基準法第65条の規定です。

d.母性健康管理指導事項連絡カードは医師が発行する。正しい。医師等の指導事項を事業主へ伝えるツールで、医療機関で医師等が記入して発行します。

e.低体重児の届出の対象となるのは出生体重2,000 g未満である。誤り。母子保健法第18条で届出の対象は体重2,500 g未満の乳児です。

覚えるポイント

母子健康手帳・低体重児届出(2,500 g未満)は市町村、産前産後休業は労働基準法、母健連絡カードは医師等が発行。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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