精神作用物質の離脱症状|第107回医師国家試験A20

第107回医師国家試験 A20(2013年)

正答:b・c・e

問題

精神作用物質と離脱症状の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

a.アヘン――縮瞳

b.アルコール――発汗

c.抗不安薬――不眠

d.ニコチン――食欲低下

e.メタンフェタミン――疲労感

正答の理由

離脱症状は、薬物の急性作用と逆向きの症状が出るのが基本です。アルコール・抗不安薬などの中枢抑制薬では自律神経の過活動と不眠・不安が、覚醒剤では疲労感・過眠・抑うつが、オピオイドでは散瞳・流涙・鼻漏などが出ます。

各選択肢の検討

a.アヘン――縮瞳。誤り。縮瞳はオピオイドの中毒症状で、離脱では散瞳・立毛・流涙・鼻漏などがみられます。

b.アルコール――発汗。正しい。最終飲酒から6時間ほどで振戦・発汗・頻脈など自律神経の過活動による離脱症状が出ます。

c.抗不安薬――不眠。正しい。ベンゾジアゼピン系などの長期使用後の中止で、不安・焦燥とともに不眠(睡眠障害)が生じます。

d.ニコチン――食欲低下。誤り。ニコチン離脱では空腹感・食欲が増し、体重増加しやすくなります。

e.メタンフェタミン――疲労感。正しい。覚醒剤の中止後は不快気分、強い疲労感、過眠または不眠、抑うつが出ます。

覚えるポイント

離脱症状は急性作用の逆:オピオイドは散瞳、ニコチンは食欲増加、覚醒剤は疲労・過眠。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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