糖尿病の慢性合併症|第107回医師国家試験A6

第107回医師国家試験 A6(2013年)

正答:b

問題

糖尿病の慢性合併症でないのはどれか。

a.足趾壊疽

b.尋常性痤瘡

c.Charcot 関節

d.浮腫性硬化症

e.Dupuytren 拘縮

正答の理由

糖尿病の慢性合併症には、神経障害・末梢動脈疾患による足病変(潰瘍・壊疽)、神経障害性関節症(Charcot関節)、浮腫性硬化症などの皮膚病変、Dupuytren拘縮などの筋骨格系病変があります。尋常性痤瘡は毛包脂腺の炎症で糖尿病の合併症ではありません。

各選択肢の検討

a.足趾壊疽。誤り(慢性合併症である)。神経障害・末梢動脈疾患・易感染性が重なり、足潰瘍から壊疽・切断に至ります。

b.尋常性痤瘡。正しい(慢性合併症でない)。思春期に多い毛包脂腺系の炎症性疾患で、糖尿病に関連する皮膚疾患(浮腫性硬化症、リポイド類壊死、足潰瘍など)には含まれません。

c.Charcot 関節。誤り(慢性合併症である)。痛覚・位置覚の低下による神経障害性関節症で、原因として糖尿病が最も多いものの一つです。

d.浮腫性硬化症。誤り(慢性合併症である)。主に2型糖尿病で項部・上背部の皮膚が硬く肥厚する皮膚合併症です。

e.Dupuytren 拘縮。誤り(慢性合併症である)。手掌腱膜の肥厚・拘縮で、糖尿病患者に多い筋骨格系病変です。

覚えるポイント

糖尿病では足壊疽・Charcot関節・浮腫性硬化症・Dupuytren拘縮を合併しうるが、痤瘡は合併症ではない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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