反復流産後の対応|第106回医師国家試験I47

第106回医師国家試験 I47(2012年)

正答:d

問題

37歳の女性。挙児希望を主訴に来院した。最近の1年間で2回妊娠し、いずれも稽留流産と診断され、子宮内容除去術を受けた。現在は、流産や手術が怖いため避妊しているという。月経周期は28日型、整。

対応として最も適切なのはどれか。

a.排卵誘発

b.骨盤部CT

c.避妊の継続

d.精神的ケア

e.夫の精液検査

正答の理由

流産と手術への恐怖から避妊を続けており、挙児希望に沿ってまず不安を受け止め、心理的支援と十分な説明を行うことが重要です。反復妊娠喪失については必要な評価を相談しますが、この場面で排卵誘発や画像検査を先行するより精神的ケアが適切です。

各選択肢の検討

a.排卵誘発。月経周期は規則的で排卵障害を示す情報がなく、流産への恐怖という現在の主な障壁を解決しません。

b.骨盤部CT。妊娠を希望する女性への初期対応として不必要な放射線検査で、流産原因の評価法でもありません。

c.避妊の継続。避妊を続けるよう勧めるだけでは、挙児希望と流産への恐怖に対応できません。本人の意向を尊重しながら、不安を受け止めて今後の方針を相談します。

d.精神的ケア。正しい。反復流産後の心理的負担を受け止め、妊娠・流産への不安を軽減する支援が必要です。

e.夫の精液検査。妊娠成立後の流産を2回経験した本例の初期対応として、挙児希望と心理的負担への支援に優先する検査ではありません。

覚えるポイント

反復流産では身体的評価だけでなく、喪失体験に伴う心理的支援を行う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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