成人の頸部腫瘤の検査|第106回医師国家試験H28

第106回医師国家試験 H28(2012年)

正答:a

問題

49歳の女性。頸部のしこりを主訴に来院した。左鎖骨上窩に、径2 cmの固く可動性に乏しいリンパ節を触知する。

検査として適切でないのはどれか。

a.脳血管造影

b.胸腹部造影CT

c.喉頭内視鏡検査

d.頸部超音波検査

e.上部消化管内視鏡検査

正答の理由

硬く可動性に乏しい鎖骨上窩リンパ節は転移性悪性腫瘍を含めた検索が必要。脳血管造影は頸部腫瘤や原発巣を調べる検査ではない。

各選択肢の検討

a.脳血管造影。頸部リンパ節腫大や頭頸部・胸腹部の原発巣検索に用いる検査ではない。

b.胸腹部造影CT。転移性リンパ節腫大を来す胸腹部悪性腫瘍やリンパ節病変の検索に有用である。

c.喉頭内視鏡検査。頭頸部粘膜の原発癌を調べる診察として適切である。

d.頸部超音波検査。リンパ節の形態評価や穿刺部位の選択に役立つ。

e.上部消化管内視鏡検査。左鎖骨上窩リンパ節腫大では消化管原発の検索対象になりうる。

覚えるポイント

成人の硬い頸部リンパ節では悪性腫瘍を想定した診察と原発巣検索を行う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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