卵膜の3層構造|第106回医師国家試験G68

第106回医師国家試験 G68(2012年)

正答:e

問題

卵膜の3層構造の順序で正しいのはどれか。

ただし、胎児側から母体側に並べた場合とする。

a.絨毛膜 → 脱落膜 → 羊膜

b.絨毛膜 → 羊膜 → 脱落膜

c.脱落膜 → 絨毛膜 → 羊膜

d.脱落膜 → 羊膜 → 絨毛膜

e.羊膜 → 絨毛膜 → 脱落膜

f.羊膜 → 脱落膜 → 絨毛膜

正答の理由

卵膜は胎児と羊水を包む膜で、胎児側から羊膜、絨毛膜、脱落膜の3層からなります。羊膜は最も内側にあり、その羊水側表面を単層の上皮が覆う膜、絨毛膜はその外側の胎児由来(栄養膜由来)の膜、脱落膜は母体側の子宮内膜が妊娠で変化したもので、絨毛膜の外側に付着して胎児母体境界を作ります。羊膜と絨毛膜が胎児由来、脱落膜が母体由来です。

各選択肢の検討

a.誤り。最も胎児側にあり羊水に接するのは羊膜です。絨毛膜は羊膜の外側にあります。

b.誤り。絨毛膜と羊膜の順が逆です。羊膜が最内層で、絨毛膜はその外側にあります。

c.誤り。胎児側からではなく、母体側から並べた順序(脱落膜→絨毛膜→羊膜)です。

d.誤り。脱落膜は母体側の最外層で、羊膜が絨毛膜より外側に来ることもありません。

e.正しい。胎児側から羊膜(羊水に接する)、絨毛膜、脱落膜(母体由来)の順です。

f.誤り。脱落膜は母体由来の最外層で、羊膜と絨毛膜の間には位置しません。

覚えるポイント

卵膜は胎児側から羊膜→絨毛膜→脱落膜。羊膜・絨毛膜は胎児由来、脱落膜は母体由来。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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