第106回医師国家試験 G7(2012年)
正答:e
問題
ビタミンK依存性の凝固調節因子でないのはどれか。
a.第Ⅱ因子
b.第Ⅶ因子
c.プロテインC
d.プロテインS
e.フィブリノゲン
正答の理由
ビタミンKは肝臓での凝固因子の生成に必要で、これに依存するのは第Ⅱ(プロトロンビン)・第Ⅶ・第Ⅸ・第Ⅹ因子と、抗凝固に働くプロテインC・プロテインS(ほかにプロテインZ)です。フィブリノゲン(第Ⅰ因子)はビタミンK非依存で、ビタミンK欠乏症ではPTが延長してもフィブリノゲン濃度は正常に保たれます。
各選択肢の検討
a.第Ⅱ因子誤り。プロトロンビン(第Ⅱ因子)はビタミンK依存性凝固因子です。
b.第Ⅶ因子誤り。第Ⅶ因子はビタミンK依存性で、ビタミンK欠乏症ではPTが延長しINRが上昇します。
c.プロテインC 誤り。プロテインCは抗凝固に働く凝固調節因子で、ビタミンK依存性です。
d.プロテインS 誤り。プロテインSもプロテインCとともに抗凝固に働くビタミンK依存性の因子です。
e.フィブリノゲン正しい。フィブリノゲンはビタミンK非依存で、ビタミンK欠乏症でも低下しません。
覚えるポイント
ビタミンK依存性は「Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ+プロテインC・S」。フィブリノゲンは含まれない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。