妊娠初期の妊娠週数修正|第106回医師国家試験E40

第106回医師国家試験 E40(2012年)

正答:c

問題

30歳の初妊婦。妊婦健康診査のため来院した。3週前に自宅近くの診療所を受診した際、最終月経から妊娠7週と診断された。超音波検査で子宮内に心拍を有する胎児を認めるが、妊娠週数に比して小さい。

対応として適切なのはどれか。

a.自宅安静とする。

b.食事療法を指導する。

c.妊娠週数を修正する。

d.母体の血糖値を測定する。

e.羊水採取の必要性を説明する。

正答の理由

最終月経から算出した週数に比べ胎児が小さい場合、初期超音波の頭殿長などで妊娠週数を再評価し、妊娠週数を修正します。胎児心拍が確認されていて、出血や腹痛などの情報もないため、安静や侵襲的検査を先行させる状況ではありません。

各選択肢の検討

a.自宅安静とする。誤り。週数相当より小さいだけで、切迫流産を示す症状や所見はなく安静の適応ではありません。

b.食事療法を指導する。誤り。妊娠初期の胎児サイズと食事指導を直接結び付ける根拠はありません。

c.妊娠週数を修正する。正しい。初期超音波で胎児頭殿長が月経週数とずれる場合、発育所見から分娩予定日・妊娠週数を修正します。

d.母体の血糖値を測定する。誤り。血糖の評価は妊婦健診で重要ですが、本例は月経からの妊娠週数と初期超音波の大きさとの不一致が論点で、まず妊娠週数を再評価します。

e.羊水採取の必要性を説明する。誤り。妊娠初期のサイズ不一致のみで羊水検査を行う適応にはなりません。

覚えるポイント

妊娠初期の予定日決定は最終月経だけでなく超音波計測を用い、不一致があれば週数を修正する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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